インターネットイニシアティブ(IIJ)は4月5日、ウェブサーバの稼働状況に応じてアクセス先を自動的に振り分け、ウェブサイトの安定稼働を実現する「IIJ広域負荷分散サービス」を5月から提供することを発表した。初期費用が5万円。月額費用は基本機能が5万円、IPアドレス追加は5IPアドレスで1万円、カスタム監視は5項目で1万5000円となっている。
IIJが用意する負荷分散システムがウェブサーバを監視して、メインサーバがダウンした場合に、アクセス先を自動的に予備サーバに振り分ける。国外に設置してあるウェブサーバも監視できる。首都圏と関西など、物理的に離れたロケーション間で、手軽にバックアップサイトを運営できるという。
複数用意されたウェブサーバに対して、状況に応じて自動的にアクセスを分散させることができる。登録されたすべてのサーバに対して均等に振り分けるラウンドロビン方式、サーバごとに設定された割合に従って振り分けるレシオ方式から選択する。
複数のウェブサーバ情報をあらかじめ登録しておくことで、突発的なアクセス集中時にもサーバへのトラフィックを分散でき、イベントやキャンペーンなどアクセス集中が予測されるウェブサイトでも、ユーザー企業は専用設備を持つことなく、ウェブサイトの可用性を高めることができると説明している。
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