Googleは、製品管理担当シニアバイスプレジデントのJonathan "J.R." Rosenberg氏の辞任が事実であることを認めた。Rosenberg氏は2002年から同社に在籍している。Rosenberg氏の退職は米国時間2011年4月4日、Business Insiderによって報じられた。同日には、共同創設者であるLarry Page氏がEric Schmidt氏の後任として最高経営責任者(CEO)のポストに復帰している。
Business Insiderの報道によると、Rosenberg氏は数年後、同氏の10代の娘が高校を卒業したときにGoogleを去ることを計画していたが、Page氏は幹部に対して長期的なコミットメントを求めているという。そのため、Rosenberg氏は予定より早く退職することに決めた、とBusiness Insiderは報じている。
GoogleのCEOであるLarry Page氏は声明で、「この仕事をできそうな人物はJonathan以外に考えられなかったので、われわれは複数回にわたって同氏を雇おうとした。これにこだわってよかった。なぜなら、同氏は世界中の膨大な数のユーザーに利益をもたらす素晴らしい製品を開発した優秀な人材を雇用し、素晴らしいチームを作り上げたからだ」と述べている。
CEOを退任したEric Schmidt氏も声明で、「Jonathanは非凡な人物である。エネルギーにあふれた戦略家で、常にユーザーのことを第一に考える、真の理念を持った人だ。同氏はこの9年間、われわれの成功に重要な役割りを果たしてきた。そのさまざまな功績には感謝してもしきれない。彼とともに働くことは素晴らしい体験であり、大きな楽しみだった」と語った。
Googleの関係者は米CNETに対し、Rosenberg氏の辞任理由は本当であり、Page氏が幹部に対して長期的なコミットメントを求めているのも事実だと述べた。San Jose Mercury Newsの記事は、Rosenberg氏が「短い9年間(9 Short Years)」という感動的な社内メモで退職を発表したこと、そして同氏が「Googleの経営文化の価値観とルール、創造について、Schmidt氏と本を共同執筆する」ことを報じている。
Googleの関係者によると、Rosenberg氏が同社を退職するのは同氏が一時的な顧問職に就任する6月のことで、後任計画はまだ決定されていないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス