オーディオテクニカは、低域表現に優れたヘッドホン「ソリッドベース」シリーズに新機種を発表した。新設計を採用することで、より量感ある重低音を再生するという。発売予定は4月中旬。
発表されたのは、インナーイヤー型の「ATH-CKS77/CKS55」と、オーバーヘッド型の「ATH-WS55」。いずれも新設計の「SOLID BASS SYSTEM」を搭載することで、豊かな重低音再生が得られることが特徴だ。
インナーイヤー型には、ボディ内に低音域を増幅する空気室(チャンバー)を設け、音響抵抗(アコースティックレジスター)を直列に配置した「サブチャンバーメカニズムAR」を採用。イヤーピース部は2段階の調整機構を備えた「2ポジションポスト」にすることで、現行機以上に進化した重低音を再生できるとしている。
両機種ともに、直径12.5mmの強磁力マグネットを使用したドライバを使用。上位機となるCKS77のみ、CCAWボイスコイルを用いた専用ドライバになる。
コードには高弾性エラストマーシース1.2mコードを採用。イヤーピースはXS、S、M、Lサイズが付属する。CKS77はブラックとブラックレッドの2色をそろえ、価格は8925円。CKS55はブラック、ブラックレッド、ホワイトの3色で価格は5040円になる。
オーバーヘッド型のATH-WS55は、アルミハウジングを樹脂材のパーツで挟みこむ「重層構造ハイブリッドハウジング」を採用し、不要な共振を抑えたとのこと。ハウジング内には、2つの空気室を設け、豊かな低音を再生するとしている。
1.2mコードとL型プラグでポータブル機器への接続に配慮。持ち運びしやすいスイーベル機構を採用している。ボディカラーはブラックとブラックレッドの2色を用意。価格は8925円になる。
また、iPod、iPhone、iPadの操作や通話に対応した専用ヘッドホンもあわせてリリースする。発売予定は5月下旬。CKS55とWS55に通話機能などを加えた「ATH-CKS55i」(価格:6300円)、「ATH-WS55i」(同:9975円)と、「デュアルチャンバーメカニズム」を採用したソリッドベースモデル「ATH-CKS90i」(同:1万3650円)の3機種を追加する。
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