日立情報システムズ(日立情報)は3月29日、クラウドサービス「セキュア保管庫」を、東日本大震災で被災した団体や企業に6カ月間無償で提供することを発表した。現在、ウェブサイトで申し込みを受け付けている。
セキュア保管庫は、ネット接続環境さえあれば「いつでも、どこでも、だれにでも、安全に」(同社)データを保存、共有できるクラウドサービス。高いセキュリティと、データの補完および取得を容易にしている点が特徴だ。
同社では、セキュア保管庫によってサーバやPCの重要データを安全に保管できるとともに、簡単で確実に復元できるとしている。同サービスにバックアップしておくことで、停電やシステムの不具合などで重要なデータが消失するリスクに備えることができるという。また、現地での復興支援に関するデータを共有し、情報伝達の手段として利用することも可能だとしている。
セキュア保管庫の無償提供の対象は、被災した地方公共団体、中小企業、救援を支援する団体。同社では、事業の早期復旧、救援および復興支援のために提供するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」