SAPジャパンは3月28日、GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)ソフトウェアスイート「SAP BusinessObjects GRC solutions」の最新版を発表した。
同スイートは、GRCに関連するコンテンツを集中管理する「SAP GRC Repository」、リスクの特定、分析、対応、監視のフレームワークを提供する「SAP BusinessObjects Risk Management」、全社レベルのITシステムにおけるアクセスと権限を管理する「SAP BusinessObjects Access Control」、主要なビジネスプロセスに対する一元的な統制手続きを実施する「SAP BusinessObjects Process Control」、貿易プロセスを管理することによるコンプライアンス実施と効率化を行う「SAP BusinessObjects Global Trade Services」、環境、労働、製品安全の法規制と企業ポリシーの一致を支援する「Environment, health, and safety management(EHS)」、IT統制の対象エリアをネットワーク層にまで拡張する「GRC composite applications by SAP and Cisco」の各製品で構成される。
最新版では、スイートに含まれる全アプリケーションで共通のルックアンドフィールが採用されたほか、ビジネスインテリジェンス(BI)レポートとダッシュボードが組み込まれた。また、リスクの定義、表示用のグラフィカルツールも備え、使い勝手が向上したとしている。
同社では、このソリューションによって、日常のビジネスプロセスにGRC機能を組み込むことで、リスク管理や法規制コンプライアンスを実現し、安全で生産性の高い業務を、標準的で一貫性のある実業務として遂行することができるとしている。
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