うわさは本当だった。カナダのResearch In Motion(RIM)は現地時間3月24日、発売が予定されている「BlackBerry PlayBook」はAndroidアプリの実行が可能だと発表した。
PlayBookには、Javaで作られたBlackBerryアプリと「Android 2.3」向けのアプリを実行する2種類の「app player」が準備される。
RIMの社長で共同最高経営責任者(共同CEO)のMike Lazaridis氏は声明で、「BlackBerry App World」からAndroidアプリもダウンロードできるため、「アプリの選択肢がさらに広がるとともに、このプラットフォームの柔軟さが示される」と述べている。
RIMはアプリ開発者に対し、「APIの高い互換性」があることから、BlackBerry JavaアプリやAndroidアプリからPlayBookで稼働する「BlackBerry Tablet OS」への移植は簡単だと呼びかけている。
RIMが最新タブレットでAndroidアプリを使えるようにすることを考えているという話は、1月から広がっていた。「BlackBerry Tablet OS」の基盤となるソフトウェアを開発するQNX Software Systemsの買収にRIMが多額の資金を投入したこと、またBlackBerryの開発者コミュニティーとRIMがずいぶん協力してきたことから、多くの人はこのうわさを信じていなかった。
同じ24日、RIMは四半期決算を発表した。利益は前年同期比で32%増加しているが、次の四半期については懸念材料があるとも述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」