Googleが「Google Music」の社内テストを開始したという。待ち望まれたサービスの公開が近づいているようだ。
音楽業界の情報筋から米CNETが聞いた話では、従業員が新しいサービスや製品を実際に使ってみる、シリコンバレーで「ドッグフーディング」と呼ばれるプロセスが始まっているという。
2週間ほど前、「XDA-Developers」フォーラムに、「Android」の「Honeycomb」を携帯電話にインストールしたところ偶然Google Musicを発見した、という書き込みがあった。実際にそれがGoogle Musicの動作するバージョンだったことが、音楽業界情報筋の話でわかった。ただ、最終版はかなり違うものになる可能性があるという。
技術的には準備が整いつつあるようだが、ある重要な要素がそろわないために公開が遅れていると情報筋は伝えている。つまり音楽だ。
1年前には、Googleのマネージャーが4大音楽レーベル側に、2010年末までの公開に向けてすべてを準備したいと話していたそうだ。最近では、3月にテキサス州で開かれたSouth by Southwest(SXSW)カンファレンスで、Google Musicのデモを行う計画もあったという。
情報筋によると、少なくとも音楽出版社大手の一部および4大レーベルとは交渉が続いている。公開の遅れは問題の複雑さによるところが大きい。Googleはクラウドミュージックの権利を求めており、Google Musicから入手できる曲だけの話ではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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