Wi-Fi Allianceは米国時間3月22日、公共ホットスポットへのアクセスを容易にする新しい認証プログラムに取り組んでいることを明らかにした。サービスプロバイダーやデバイスメーカーなど、同団体のさまざまなメンバーがすでに認証プログラムのテストに必要な要件を整えたという。
このプログラムが実用化されれば、コンピュータや携帯端末などがユーザーの設定やネットワーク速度などの条件に基づいて適切なWi-Fiネットワークを検出し、選択することができるようになる。デバイスによっては、SIMカードなどに必要なログイン情報を保存して、自動的にネットワークに接続することも可能になる。
また、このプログラムでは、すべてのデータがWPA2標準で暗号化されるようにすることで、公共ホットスポット使用時のセキュリティ上の懸案事項にも対応する。
Wi-Fi Allianceのマーケティングディレクターを務めるKelly Davis-Felner氏は声明の中で、「エンドユーザーがさまざまなプロバイダーのホットスポットネットワークに容易にアクセスできるようにすることは、契約者、サービスプロバイダー、デバイスメーカーにとって等しく利益となる。われわれは、世界中のWi-Fiユーザーに対し、セキュリティ保護されたサービスプロバイダーのホットスポットで、携帯電話のような自動化された体験を提供することを目指している」と述べている。
Wi-Fi Allianceは、2011年のテスト期間を経て、2012年の前半までにこの新しいプログラムを認定したい考えだ
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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