ドラフト文書には、「この提案では、セキュリティアップデートはFirefoxのリリースごとに提供される。つまり、古いバージョンのメンテナンスはもう行われない。われわれが目標通りの頻度でリリースを行った場合、それぞれのメジャーアップデートに対してセキュリティ対策を施すことは現実的でない」と記載されている。
もう1つの影響は、Chromeが実用化している自動アップデートという方針への接近だ。
「この提案では、ソフトウェアアップデートについてのわれわれの態度を変え、アップデートをバックグラウンドで従来よりも自動的に実行し、ユーザーの行動を妨げる回数を減らすことも求めている。そうでなければ、firefox-betaユーザーにあまりにも大きな手間をかけさせてしまうことになる。ユーザーが自分のアップグレードプロセスを管理できるように、自動アップデートを完全に無効化できるオプションも用意する必要があるだろう」(ドラフト文書)
Mozillaは既存のベータテスターコミュニティーから、50万人のテストユーザーと150万人のベータユーザーに参加してもらう計画だ。
このスケジュールは16週間ごとに新しいバージョンのFirefoxを公開するよう設計されているが、ベータチャネルはより頻繁に公開されるため、理論的にはリリース頻度はさらに上がる可能性がある。ドラフト文書では、「このシステムでは、16週目に一般向けFirefoxリリースを出荷した後、6週間ごとに一般向けFirefoxを公開するという選択肢もある。だからといって、6週間ごとにリリースが公開されるわけではないが、その選択も可能だ」と述べられている。
また、重要なセキュリティフィックスも、定期スケジュールとは別に公開される可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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