Microsoftは米国時間3月21日、Barnes & Nobleと同社の「Android」搭載電子書籍端末およびタブレット機器のメーカーを、特許侵害で提訴した。GoogleのモバイルOSを標的とした大規模作戦の一環だ。
Microsoftは、同社の特許が「ユーザー体験に不可欠」なさまざまな機能に関係していると主張している。例えば、ユーザーが電子書籍端末「NOOK」およびタブレット「NOOK Color」(いずれもAndroidを搭載している)で探している情報を見つけるため、タブを使って複数画面を切り替えるやり方や、文書や電子書籍の操作法がそれに当たるという。
「AndroidプラットフォームはMicrosoftの特許を複数侵害しており、Android搭載機器の製造や出荷を行う企業は当社の知的財産権を尊重しなければならない」と、Microsoftのコーポレートバイスプレジデントで知的財産およびライセンシング担当副法律顧問を務めるHoracio Gutierrez氏は、プレスリリースの中で述べている。
Microsoftは、Barnes & Nobleおよび同社のハードウェアパートナーとライセンス契約を締結しようと試みたが、不調に終わっているという。「彼らがライセンスの取得を拒否するため、当社としては法的手段に訴えざるを得ない。これは自らの革新技術を保護するため、また当社顧客、パートナー、株主への責任を果たし、優れたソフトウェア製品とサービスを市場に出すべく当社が毎年数十億ドル単位で投じている費用を保護するためだ」とGutierrez氏は述べている。
今回の訴訟は、米国際貿易委員会(ITC)とワシントン州西部地区連邦地方裁判所に提起された。Microsoftは被告としてBarnes & Nobleのほかに、Foxconn International HoldingsとInventecの名前を挙げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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