Googleは自社のオンライン広告システムに何点か改良を加え、偽造品を販売する多数の広告主を排除する取り組みを強化する方針を明らかにした。
米国時間3月15日に更新されたブログでGoogleは、広告プログラム「AdWords」を利用している広告主の数は、少なくとも190の異なる国々で100万人以上にのぼるとしている。その結果、偽造品を広告する特定アカウントを発見するのが難しくなっている。Googleは2010年後半だけでも約5万件の偽造品に絡むアカウントを停止したが、さらなる手段を講じる必要があることを認めている。
AdWordsを通じて偽造品の販売が拡大するのを防ぐため、Googleではオンライン広告システムに新たに3つの改善策を講じるとしている。
まず、ブランドオーナーが偽造品に関する苦情を提出できるオンラインフォームを提供する。Googleは、寄せられた苦情に対して24時間以内に返答するとしている。
次にGoogleは、偽造品にリンクする「AdSense」広告を把握するため、よりいっそうの取り組みを約束している。AdSenseはGoogleが提供する広告を自身のウェブサイトに掲載することで、広告主企業の販促を行うサービスだ。Googleでは、特に規約に従わない広告主を確認しAdSenseプログラムから外すよう、ブランドオーナーとより密接に協力すると語っている。
3点目として、Googleはヘルプページを追加し、偽造品取り締まりに関するポリシーを提示するとともに、さまざまな種類の不正使用に関する苦情を報告するよう促している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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