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オラクル、中堅向けERPにアパレル用拡張モジュール

富永恭子 (ロビンソン)2011年03月10日 19時19分
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 日本オラクルは3月10日、中堅企業向けERPパッケージの拡張モジュールとして、アパレル業界向けの生産、流通管理を目的とした「JD Edwards EnterpriseOne Apparel Management」の提供を開始した。

 アパレル業界では、グローバル展開の必要性を始め、消費者ニーズの多様化や流行の短期化を背景に、商品の多品種、少量生産、短いライフタイムの製品管理などへの対応が求められているという。JD Edwards EnterpriseOne Apparel Managementは、これらの課題解決を支援するERPパッケージアプリケーション製品。業務の効率化と可視化に貢献するとともに、会計モジュールと合わせて導入することにより、経営の可視化を実現するとしている。

 同製品は、アパレル業界特有のスタイル、生地、色、丈などの属性が組み合わされた「スタイル品目管理機能」において、複雑なアイテムを最大10階層まで管理できるという。また、価格管理、受注管理、購買管理、部品表管理、生産管理、在庫管理など各サプライチェーンの過程におけるスタイル品目の管理とともに、レベル構造を階層に定義、管理することにより、価格や品目などの違いによる在庫管理の最小単位である「SKU」の一括管理を実現するとしている。

 「コレクション管理機能」では、限られた地域や期間で実施する販売促進キャンペーン別の商品群をコレクションとして管理できる。期間、顧客ターゲット、価格条件、地域情報、テーマ情報、販売チャネル別の属性管理ができるだけでなく、各コレクションは、受注、購買、生産管理と連携しており、購買、生産、売上状況のリアルタイム分析を実施できる。「スタイル品目引当管理機能」は、過去の実績に基づくサイズ別の生産数、トップやボトムの組み合わせ、色などの人気度、在庫状況、満足度などを考慮し、複数の属性情報に優先順位を付けて出荷する商品を自動的に割り当てるという。

 なお、同製品では、色、柄、サイズなどの異なる属性のSKU受注を表形式で入力できる。「受注管理機能」はコレクション管理と連携することにより、コレクションの情報が自動的に反映され、入力作業を軽減するとしている。さらに、「生産管理機能」は、部品表を活用して、スタイル品目の構成を定義し、各作業を行う場所、品目の生産に必要な作業順序、各工程のリードタイムを定義。部品表や作業工程の設定は、階層構造となる品目マスタの親レベルでの作成と複数の下位レベルへの継承と例外の生成が可能になるという。

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