Opera Softwareは、「Java」「Symbian」「BlackBerry」「Android」、Microsoftの「Windows Mobile」などを実行する携帯電話向けに開発された、有料および無料のアプリケーションをオンラインで提供する「Opera Mobile Store」を新設した。Operaは新ストアの開設にあたり、モバイルアプリケーションのマーケットプレイスを手がけるAppiaの支援を得て、同社からストアに関連したEコマース技術の提供を受けている。
Operaは特に、自社製モバイルブラウザからのストア利用につなげるため、「Speed Dial」リンクに同ストアのモバイルサイトを設定している。ユーザーがモバイルデバイス上でこのサイトを開くと、デバイスやプラットフォームを選択するか、あるいはストアをざっと見て回るかを促される。とはいえ、使い勝手を考えれば、ユーザーは手持ちのデバイスを選んで適切なアプリケーションを簡単に絞り込みたいと思うだろう。
選択すると、サイトは続いて、「Featured」(特集)、「Free」(無料)、「Top 50」(上位50)、「Top Picks」(厳選)、「New」(新着)といったカテゴリ別に利用可能なアプリケーションを提示する。カテゴリを選ぶと、簡潔な説明、有料と無料の区別、ユーザー評価に基づく星の数などが記されたアプリケーション一覧が表示される。ユーザーはここから、アプリケーション群をざっと眺めたり、特定のアプリケーションを検索したりできる。アプリケーションを選ぶと詳細が表示され、ダウンロードリンクをクリックすると、そのアプリケーションをデバイスに直接ダウンロードできる。
Operaによると、200以上の国で提供開始した同ストアでは、ユーザーのデバイスとオペレーティングシステム(OS)にあわせて設定がカスタマイズされ、利用中の国、通貨、ダウンロード済みアプリケーションの一覧が表示されるという。Operaは新アプリケーションストアの始動を後押しするため、Opera Publisher Portalという別のサイトを開設した。開発者はこのサイトに自作のアプリケーションを直接アップロードし、Opera Mobile Storeで公開できる、と同社は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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