コミュニケーションや、コミュニケーションのスタイルにおける一貫性のなさほど、組織やチームの意気を消沈させるものはない。
「情報は力なり」という言葉はある意味において間違ってはいない。しかし情報を溜め込むことで、個人の力をより強くすることができるという考え方は間違っている。情報の流れをコントロールしようとすることは、失敗に向けた処方せんである。あなたの行うすべてのことは、自らメッセージを発するのだ。また、コミュニケーションや、コミュニケーションの欠落によっても明確なメッセージが生み出される(ポジティブではないメッセージについて考えてみてほしい)。
自らのチームのまわりに壁を作り、他のチームとの協力関係を築き上げようとしない場合、機会を逸失する可能性がある。こういった話は、IT部門以外でもよく見聞きする。スポーツの世界でも見かけるように、別々のポジションの希望の星が協力関係を築き上げた結果、チーム全体を率いるということもあるのだ。
IT部門の幹部が社内の専門職の昇進について語る際、複数分野における経験の必要性について口にすることが多い。「極める」というのは大げさかもしれないが、バランスのとれたポートフォリオが望ましいのは401K(確定拠出型年金)だけに限らないのである。
どのような業務においても、良き師につくことは極めて重要である。特に人と人とのつながりが他の業務(営業やマーケティング)ほど強くない業務において、良き師につくことは何かを身につけるうえでの素晴らしい方法となる。また、普段は接する機会のない、あるいは長時間ともに過ごす機会のない幹部との関係を育むための素晴らしい方法ともなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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