NEC、クラウドと基幹系のシステム連携SaaSを強化--新たにNetSuiteに対応

富永恭子(ロビンソン)2011年03月04日 18時37分

 NECは3月4日、クラウドシステムとSAPをはじめとした基幹システムとの連携を実現するSaaS型ソリューション「Enterprise Gateway」を強化したと発表した。新たに、ネットスイートが提供するクラウドERPスイート「NetSuite」との連携機能を搭載した「Enterprise Gateway for NetSuite」を用意し、同日より販売を開始している。

 Enterprise Gatewayは、NECシステムテクノロジーがVigienceと共同開発したクラウドシステムと基幹システムを連携するためのソリューションで、2009年7月より提供を開始している。SaaS型で提供されるため、EAI(Enterprise Application Integration)システムなどを自社で構築する必要がない。また、オンデマンドで拡張できるため、初期投資を抑えてスタートすることができ、短期間でシステム間連携を実現できるという。

 Enterprise Gateway for NetSuiteを利用することで、基幹システム内の業務データをNetSuite側でリアルタイムに活用できるという。さらに、開発環境の強化により、最小限のコーディングとNetSuite側の簡単な画面操作だけでシステム間連携を実現できるとしている。サービス利用料金は、月額10万円(税別)から。サービス提供開始は4月1日の予定。NECは国内市場を中心に新製品を拡販し、今後3年間で累計500社への販売を目指す。

◇NetSuiteに関連する記事
不況の時こそNetSuiteには成長のチャンスがある--ネルソンCEO
ネットスイート、クラウド型ERPの最新版をリリース--新たにワークフロー機能を装備
ポイントはCRMと映像の統合--NetSuiteとV-CUBEが連携

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]