マカフィーは3月3日、企業のセキュリティリスクに対する認識、リスクとコンプライアンスに関連するソリューションに対する支出を調査した「リスク&コンプライアンスに関する展望:2011」(PDF、英語)を発表した。調査結果によると、企業の41%がセキュリティリスクに対する認識が不十分、もしくは同リスクから保護されていないことが明らかになった。
リスクに対処する製品を的確に配備する自信がない企業も40%にのぼり、これらの懸念事項に対処するために、企業の46%が2011年にリスクとコンプライアンスに関連するソリューションに対する支出を平均で21%以上増やすという。このことから、大多数の最高セキュリティ責任者(CSO)や経営幹部が、ポイントソリューションではなく、自動化された統合ソリューションを求めており、2011年にはリスクとコンプライアンスに関連するソリューションの分野では大幅な成長が見込めるとしている。
規制コンプライアンスの点では、企業の75%が規制監査を通過する自信がなく、半数以上が過去に監査で不合格になったことがあると回答している。企業の9%が監査に不合格だったことから罰金の支払いを命じられているという。規制を遵守する観点から、インフラ関連の最大の課題として、データベースが挙げられている。
レポートは、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、ニュージーランド、シンガポール、英国、米国で、従業員500人以上の企業のIT関係者、全353人に対して実施した。
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