Appleは米国時間3月2日、胸が躍るニュースがいくつもあった「iPad 2」イベントの中で、iPad向けの「GarageBand」を発表した。GarageBandは「Mac」の「iLife」スイートには既に含まれており、あらかじめ録音されたクリップを使って音楽を作ることも、自分で演奏してマルチトラックの曲をレコーディングすることもできる。
同イベントでは、Appleのミュージックマーケティング担当ディレクターXander Soren氏が、iPad版GarageBandの主な機能を説明した。「Touch instruments」、ギターアンプやエフェクト、8トラックのレコーディングとミックスといった機能のほか、250以上のループが使用できる。作成した楽曲をAACファイルにエクスポートして電子メールで送信することも可能だ。
Soren氏は楽器をめくるように次々と表示させた。「iTunes」の「Cover Flow」をほうふつとさせる。ピアノを選ぶと、鍵盤が画面に大きく表示された。Soren氏は、GarageBandがどのように演奏の強弱を表現するかを説明した。加速度センサ技術を使って、演奏時の指の動きの速度を検知し、タッチに合わせた音を鳴らすことができるという。
次にSoren氏は楽器を切り替えて、楽器ごとにビジュアルが違うことを説明した。一部の楽器には独自のタッチスクリーンインターフェースがあり、例えばギターでは、弦をかき鳴らすことができるインターフェースになっている。GarageBandにコード進行を表示させて、その通りに指を置いて演奏することもできる。Soren氏はこうした便利なインターフェース機能を、音楽の初心者向けの「補助輪」と呼んだ。
GarageBandは、iTunes App Storeで11日に4.99ドルで発売予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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