パナソニック システムソリューションズ ジャパンは3月2日、クラウド型サービス事業の本格展開を開始すると発表した。
同社のクラウド型サービスの特長は、パナソニック システムネットワークス製の各種商品群をネットワークに接続し、より利用しやすい形で、高機能なアプリケーションやコンテンツのダウンロード、SaaSでのシステム運用を可能にする点だという。具体的なサービスとしては、「デジタルサイネージ」「ネットワークカメラ」「エコソリューション」「HD映像コミュニケーション」などを計画しており、これにより、ストア、リテール分野、コミュニケーション分野での活用を見込んでいるとしている。
サービスの第1弾として、4月からパナソニック システムネットワークス製デジタルサイネージソリューション「NMstage」において、配信機能などをクラウド型で提供開始する。ユーザーは、サーバ機器の購入が不要となり、より手軽にデジタルサイネージを導入できるという。またNMstageの持つ、高解像度(1920×1080)の動画、静止画の表示、テロップ表示などの表現力はそのままに、配信コンテンツの登録やプレイリスト、スケジュールの登録、配信などの指示管理が、ブラウザからの簡易な操作で可能となる。
同サービスの契約単位は、ディスプレイ1台およびNMコントローラ(専用再生装置)1台の1対を基本1端末として、月額5250円(各種機器費、設置工事費等は含まず)。
また7月には、同サービスにおいて、「客層分析システム連動オプション」を提供する予定だ。同オプションでは、パナソニック システムソリューションズ ジャパンが監視カメラ製品の研究、開発で培った「顔認識エンジン」により、客層別のお勧め商品表示など、閲覧者のニーズに合致したサイネージ表示を行えるようになる。
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