松下がACCESS製ブラウザを情報配信システムに搭載

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年05月29日 15時44分

 ACCESSの情報家電向けブラウザ、NetFrontが、松下電器産業の広告/情報配信システム、NMstage(エヌエムステージ)用のセットトップボックス(STB)「ネットワークメディアプレーヤー」に搭載された。ACCESSが5月29日に明らかにしたもの。

 NMstageは、松下傘下のパナソニックシステムソリューションズが販売する広告/情報配信システム。最大500台のネットワークメディアプレイヤーに配信/表示する広告、各種情報、ニュース、天気予報などコンテンツデータを、ネットワーク経由で一括集中管理できる。

 ネットワークメディアプレーヤーは同システムの中核に当たるSTBであり、動画、静止画、HTML、Macromedia Flash、音声、文字など、さまざまなデータを一度に表示/再生する。コンテンツや分割表示パターンをスケジュールに合わせて更新する機能も備える。

 一方ACCESSのNetFrontは、情報家電向けの組み込み用ブラウザソフトウェア。CSS、DHTMLなどW3Cの最新推奨仕様やWAP2.0に準拠する。2003年2月末現在、全世界80社以上のメーカーの製品、約230機種8590万台が、同ソフトウェアを搭載しているという。

 なおNMstageは、すでに都内ターミナル駅など複数の商業地域で採用が決定しており、順次稼動させる予定。

ACCESSのプレスリリース

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