ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfKジャパン)は2月21日、2010年におけるセル映像ソフトの販売動向を発表した。Blu-rayソフト市場が拡大したほか、販売チャネルではEコマースが伸長したとしている。
セルソフト全体では、数量で対前年比1%減の5936万枚、金額で同3%減の2348億円となった。ともに前年を割り込んだが、ここ数年続いた市場縮小傾向から考えると、微減に止まった形だという。
販売チャネル別では、金額構成比でEコマースが43%となり、最大チャネルへと成長。ジャンル別数量構成比では、洋画が前年からポイントを伸ばし31%を獲得した。
前年の2倍へと市場を拡大したBlu-ray Discソフトは、数量で前年比126%増の813万枚、金額で102%増の405億円となった。販売チャネル構成比はEコマースが過半数を獲得し、市場を大きく牽引したという。またジャンル別では洋画とアニメへの二極集中の状況が続き、両ジャンルで全体の8割を占める結果になったとしている。
GfKジャパンでは、2011年の映像ソフト市場について微減傾向が続くと見られるが、Blu-rayソフトの成長により金額の減少幅が縮小する可能性もあるとしている。ハードウェアの環境整備がさらに進み、幅広いジャンルでBlu-ray Discの本格展開がはじまれば、3Dの話題性なども追い風になるとのこと。2011年のBlu-ray Discソフト市場は2010年の約1.5倍へと成長することを見込むとしている。
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