日立、情報システム管理サービスのラインアップに「ランブック自動化サービス」を追加

富永恭子(ロビンソン)2011年02月16日 15時16分
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 日立製作所(日立)は2月16日、「日立ISマネジメント・サービス」のラインナップに新たに「ランブック自動化サービス」を追加すると発表した。新サービスは、2月17日に提供を開始する。

 日立ISマネジメント・サービスは、仮想化、クラウド技術の導入などで複雑化する情報システム部門の業務効率向上と業務の高度化を支援するためのサービス。情報システムの企画、開発、運営に関わるすべての活動について、リソースを適正に統制し、めざすべき成果へと導くためのIS(情報システム)マネジメントソリューションを提供する。

 今回、新たに提供されるランブック自動化サービスは、システム運用部門向けに、情報システム運用業務手順である「ランブック」を自動化し、業務の効率化と品質向上を支援するもの。具体的には、システム障害や警告が発生した時に、これまで手動で対応していた手順や、仮想サーバの導入時に必要となるプロビジョニング作業などの複雑な各種設定作業を自動化するとしている。

 同サービスにより、情報システム運用業務の作業の標準化、作業時間の削減、作業効率の向上、運用コストと人的ミスの低減を図ることができるという。また、特定の管理者に依存する運用管理のノウハウを、自動化フローに組み込むことにより、運用管理作業全体の適正化を行い、情報システム部門としてのサービス品質向上を図ることができるとしている。

 同サービスは、ユーザー拠点に設置するサーバ上で動作し、IT機器を操作し作業を実行する機能を持つサーバである「RBAエージェント」と、日立のサービス提供拠点「日立リモートサポートステーション」側に設置する自動化フローの実行や作業実績確認を行う機能を持ったサーバにより構成される。日立の拠点側に設置されたサーバは、VPN回線である「RBAマネージャー」経由でRBAエージェントをコントロールする。

 合わせて、日立独自のアセスメント(導入支援)シートを活用して現状の運用業務の調査、分析を行い、ランブックの整備と作成支援を行うアセスメントサービスを提供する。これにより、情報システム部門の現状を把握し、改善点の見える化を行うという。また、日立の運用設計や運用自動化などのノウハウをもとに、自動化フローの作成とシステム構築を行うことで、導入期間を短縮し、運用業務の自動化を効率的に推進できるとしている。

 ランブック自動化サービスの提供価格は個別見積り。日立では、日立ISマネジメント・サービス全体で、2015年度までに100億円の売り上げを目標としている。

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