Intelは、スペインのバルセロナで開催されている世界最大のモバイル関連の展示会2011 Mobile World Congress(MWC)で現地時間2月14日、同社が開発に参加しているLinuxベースのOS「MeeGo」について、タブレット用ユーザーインターフェース(UI)の開発者プレビュー版を披露した。
Intelはまた、フィンランドに拠点を置くパートナーのNokiaが、携帯電話向けMeeGoの長期にわたる開発から方針転換したことについても言及し、Intelのシニアバイスプレジデントでソフトウェアおよびサービス部門担当ゼネラルマネージャーを務めるRenee James氏は、Nokiaに「失望した」と述べた。
今回披露されたUIは動的パネルをベースにしており、モバイルコンピューティング機器用としてこれまでに披露された唯一のバージョンであるMeeGoのネットブック版とは異なっている。タブレット向けUIは、デモを行ったIntelのバイスプレジデント兼システムソフトウェア部門担当ゼネラルマネージャーであるDoug Fisher氏によると、「アプリケーションではなく(中略)ユーザーを中心に集約している」という。
「このパネルは独立して動作できる」とFisher氏は述べ、UIのさまざまな要素を長押しすると、PC上でマウスを右クリックした場合と同じようなメニューが呼び出されると説明した。同氏によると、「従来の機器はアプリケーションとやり取りするが、これはオブジェクトとやり取りする」という。
James氏は、「コンピューティングの複数分野にわたるイノベーションに対して開かれたオープンソースの選択肢」の存在が重要だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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