Sony Computer Entertainment Australiaの責任者であるMichael Ephraim氏は、The Ageのインタビューで、現在ソニーが展開している「Music Unlimited」ストリーミングサービスについて次のように述べた。
「(Music Unlimitedが多くの利用者を集めれば、)Sony Music EntertainmentがiTunesにコンテンツを提供する必要があるだろうか。現在は提供している。iTunesが現在の標準であるため、提供せざるを得ない。(中略)パブリッシャーたちはAppleから自由を奪われ、身の代金を要求されている状態で、別の配信システムを求めている。われわれは、今後3年から5年で何が起こるか注目している」(Ephraim氏)
ソニーのMusic Unlimitedは、多くのデバイスにストリーミングトラックを提供することを目標としている。このサービスは現在、同社の2010年製のHDテレビ、Blu-rayプレーヤー、「PlayStation 3」などの製品で利用できる。
また、ソニーはゲームに関して、Appleとのコンテンツの連携にそれほど乗り気ではない様子だ。同社は2011年中に「PlayStation Suite」を開始し、Androidを搭載する端末で過去のPlayStationゲームをプレー可能にする計画だ。Ephraim氏はThe Ageのインタビューで、PlayStation Suiteは同社コンテンツを他のプラットフォームに「開放」するもう1つの取り組みだと述べている。
「われわれはAppleほど閉鎖的ではない。これは非プロプライエタリであり、ゲーム産業では初めてだ。デバイスの普及と共に、(PlayStation Suite)は今後の方向性を指し示すものとなるだろう」(Ephraim氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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