Adobe Systemsは米国時間2月9日、「Flash Player 10.2」の提供を開始した。「Stage Video」と呼ばれる技術により、プロセッサの負荷が減少するという。「Flash」プラットフォームランタイムのプロダクトマネージャーであるTom Nguyen氏は発表の中で次のように述べている。
Stage Videoによって、ウェブサイトはビデオパイプラインの全体でハードウェアアクセラレーションを活用できる。(中略)Stage Videoハードウェアアクセラレーションによって、Flash Playerはこれまで以上に高画質のビデオを大幅に少ない処理能力で再生することができ、ユーザー体験の改善、パフォーマンスの向上、バッテリ寿命の延長をもたらす。対応システムにおけるわれわれのテストでは、最大34倍の効率改善が見られた。
ウェブ開発者は、新しいStage Videoインターフェースを利用するためにはソフトウェアをアップデートする必要がある。Adobeによれば、Googleはすでに「YouTube」のFlashベースプレーヤーをアップデートしているという。
Flash Player 10.2は、Microsoftの「Internet Explorer 9」にあるハードウェアアクセラレーション機能もサポートしている。また、デュアルディスプレイ構成で1つのモニタにフルスクリーンビデオを表示することもできる。
Flash Player 10.2プラグインはAdobeのサイトからダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」