Adobe Systemsのコンテンツプラットフォーム「Flash」の将来を危ぶませる強硬な態度をAppleが示す中で、Adobeが「Flash Player 10.1」正式版をリリースした。OSはWindows、Mac、Linuxに対応している。ある推計によると、Flashはインターネット上の動画やゲームの4分の3以上で利用されているという。
Adobeはこれまでに、複数のベータ版だけでなくリリース候補版も6種類を公開してきた。Windowsユーザーにとって最も重要な改善点は、新版にハードウェアアクセラレーションが盛り込まれたことだが、この機能はMacではまだサポートされていない。プライベートブラウジングモードは各プラットフォームでサポートされ、追跡なしのモードでのブラウジング中に使用されたクッキーその他のブラウジング情報をFlashが保存することはなくなった。
その他の新機能には、より安定したストリーミング動画、PtoPブロードキャスティング、加速度センサおよびマルチタッチのサポート、ストリーミングコンテンツを使ったWindowsベースの事業向けのコンテンツ保護、メモリ不足の管理を改善してFlash関連でのブラウザクラッシュを防止したこと、ストリーミング時のバッファラグの軽減などがある。変更点はこちらで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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