AppleのVerizon Wireless版「iPhone 4」が早速分解された。Qualcomm製「ワールドモード」チップの搭載や設計が修正されたアンテナをはじめ、従来のAT&T限定版iPhoneとの違いが明らかになっている。
今回はiFixitとUBM TechInsightsの2サイトがそれぞれ独自にVerizon版iPhone4を分解し、これによりかなりの数の重要な変更が加えられていることが判明した。
このうち最大の変更は、今回初めてAppleの携帯電話に搭載されたQualcommの「MDM6600」チップだ。これは全世界対応携帯電話「DROID Pro」で採用されているのと同じチップで、これによりDROIDはCDMA方式とGSM方式の両方をサポートしている。だが、現時点でiPhoneにおける同機能は実際には利用されておらず、将来的な活用の可能性を持つのみにとどまっている。
iFixitによるVerizon版iPhone 4の分解で明らかになった、その他の主な変更は以下の通りだ。
iFixitの「Repairability Score」(修理容易性スコア)で、Verizon版iPhone 4は10点中6点を獲得した。バッテリに使われている厄介なPentalobeねじは別にして、「他の部品はほとんどの場合、通常のねじで取り付けられており、タブや接着剤の使用は限定されている」という。
iFixitはまた、AT&T版iPhone 4においてSIMカードとSIMトレイだけはユーザーがタッチできる本体内の部品だったことを指摘し、「残念ながら、今回のVerizon版iPhoneではユーザーがタッチできる内部部品は何もない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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