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Verizon版「iPhone 4」を分解--既存端末との違いをチェック

文:Brooke Crothers(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、長谷睦2011年02月09日 11時14分
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 AppleのVerizon Wireless版「iPhone 4」が早速分解された。Qualcomm製「ワールドモード」チップの搭載や設計が修正されたアンテナをはじめ、従来のAT&T限定版iPhoneとの違いが明らかになっている。

 今回はiFixitUBM TechInsightsの2サイトがそれぞれ独自にVerizon版iPhone4を分解し、これによりかなりの数の重要な変更が加えられていることが判明した。

 このうち最大の変更は、今回初めてAppleの携帯電話に搭載されたQualcommの「MDM6600」チップだ。これは全世界対応携帯電話「DROID Pro」で採用されているのと同じチップで、これによりDROIDはCDMA方式とGSM方式の両方をサポートしている。だが、現時点でiPhoneにおける同機能は実際には利用されておらず、将来的な活用の可能性を持つのみにとどまっている。

 iFixitによるVerizon版iPhone 4の分解で明らかになった、その他の主な変更は以下の通りだ。

  • バッテリ:iFixitによると、「Appleの厄介な『Pentalobe』ねじさえ何とかすれば、かなり簡単に」バッテリを取り外せるという。
  • アンテナ:アンテナの役割を果たす本体側面の金属部分について、向かって右側に切り込みが追加されている。これは対応する携帯電話サービスがGSMからCDMAに切り替わったためと考えられる。「この新しいアンテナ設計でGSM対応版iPhone 4を悩ませている受信問題に対処できるかは、いずれ分かることだ」と、iFixitは述べている。
  • ディスプレイ:ディスプレイ部品の組み立てられ方は、GSM対応版iPhone 4と異なっている。取り付け用のタブが、GSM版とCDMA版では違う場所にある。したがって、どちらかの部品でもう一方を代替することはできない。
  • ゴム製パッド:Appleは、チップと電磁波(EMI)シールドの間にカスタム仕様のゴム製パッドを使用した。「おそらく熱を伝導し、アナログ回路とデジタル回路の間の干渉を抑えるためだろう」と、iFixitは述べている。
  • チップ:QualcommのMDM6600以外で目を引くチップには、(当然ながら)Appleの「A4」チップや、Texas Instrumentsの「Touch Screen Controller」(型番は343S0499)などがある。

提供:iFixit

 iFixitの「Repairability Score」(修理容易性スコア)で、Verizon版iPhone 4は10点中6点を獲得した。バッテリに使われている厄介なPentalobeねじは別にして、「他の部品はほとんどの場合、通常のねじで取り付けられており、タブや接着剤の使用は限定されている」という。

 iFixitはまた、AT&T版iPhone 4においてSIMカードとSIMトレイだけはユーザーがタッチできる本体内の部品だったことを指摘し、「残念ながら、今回のVerizon版iPhoneではユーザーがタッチできる内部部品は何もない」と述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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