日本ビクターは2月7日、音楽スタジオの「ビクタースタジオ」と共同で、スタジオモニタヘッドホン「HA-MX10-B」を発表した。原音に忠実な高解像度サウンドを再生するとしている。
日本ビクターとビクタースタジオは、以前にもウッドコーンスピーカを共同開発するなど、音楽現場の声をいかした製品を発売している。今回のHA-MX10-Bは、3カ月ほど前からスタジオ内で実際に使用しているとのことだ。
HA-MX10-Bは、振動板のドーム高やエッジ幅などのシミュレーション分析、試作とビクタースタジオでの実聴を繰り返すことで開発した「モニタードライバーユニット」を搭載。振動板前面に新開発の「サウンドディフューザー」を装備することで、高域の音圧を向上させ、解像感の高い高域再生ができるとしている。ハウジング内部に「クリアバスポート構造」を採用することで、クリアな低域再生を可能にしたという。
本体重量は約260g。音楽制作現場での要望に応え最大許容入力は1500ミリワットに対応するとのこと。また、スタジオユースならではの耐久性やメンテナンス性も実現したとしている。
ビクタースタジオで開催された製品説明会では、スタジオに備え付けられたラージモニタとヘッドホンによる比較視聴が行われた。実際にアーティストの石塚まみさんによるレコーディング風景を聞き比べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス