IPサイマルラジオサービス「radiko.jp」を運営するradikoは2月3日、サービスエリアの拡大と、聴取端末の追加を発表した。
radiko.jpは、radikoの前進となる「IPサイマルラジオ協議会」が2010年3月15日に開始したサービス。約9カ月の試験配信期間を経て、2010年12月1日より本配信を開始した。現在、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県の関東エリア、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の関西エリアにてサービスを利用できる。
平均週間延べ聴取回数は300万〜400万回前後を順調に推移しており、「radikoガジェット」は約130万ダウンロード、iPhone版およびAndroid版公式アプリも約116万ダウンロードの実績があるという。
今回の発表によると、今春以降、現在聴取可能な在京、在阪の13の放送局に加えて、関東および関西の周辺局、名古屋、北海道、福岡の放送局へとサービスを拡大するという。約30局の放送局が参加を予定しており、実用化試験配信開始に向けて準備中だという。その後、広島、仙台、静岡にもエリアを拡大。全国展開を検討していく。
また、パナソニックが3月に発売を予定する薄型テレビ「ビエラ」の「VT3」「DT3」「GT3」「ST3」シリーズに搭載されるネット接続機能「テレビでネット」でも、radiko.jpを利用できるようになる予定だ。
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