PFU、タイムスタンプ定額制サービスを強化

富永恭子(ロビンソン)2011年02月03日 17時19分
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 PFUは、「PFUタイムスタンプサービス」の定額制商品として、タイムスタンプの取得可能数別に、タイプS、タイプM、タイプLの3種類のサービス商品を新たに追加し、2月2日より販売開始した。

 医療情報や国税関係書類、知的財産関連文書などは、電子文書法の対象となっており、長期保存が義務付けられている。PFUでは、様々な用途に対応した紙文書電子化技術を「PaperStream Technology Suites」として提供。すでに長期保存文書の電子化を容易にするため、標準規格PAdES(PDF Advanced Electronic Signatures)に準拠した開発者向けソフトウェアとして「PDF長期署名ライブラリ」を2010年12月から発売開始している。

 PAdESは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)が標準技術仕様(ETSI TS 102 778 Part1)として規格化したもので、現在ISOがISO 32000-2として採用手続き中だという。これは「Adobe Acrobat X」にも採用された規格で、PDF文書にタイムスタンプを付与することで電子署名の有効性を延長し、長期間にわたる証明力を保持できるのが大きな特徴だ。PDFの中に電子証明書や失効情報などの検証用情報を併せて持つことができるため、可搬性に優れ管理が容易で、ユーザーの文書電子化を支援する長期署名フォーマットだという。

 今回拡充する定額制商品は、PDF長期署名ライブラリで利用でき、タイムスタンプを付与する文書量に合わせて、最適なタイプからタイムスタンプ取得可能数を選択できるのが特徴となっている。また、医療分野や電子文書法での長期保存用途において、PDF長期署名ライブラリと併用し、一括でタイムスタンプを付与する運用に最適だという。

 タイプは「タイプS(1時間あたり180スタンプ)」、「タイプM(1時間あたり720スタンプ)」、「タイプL(1時間あたり3600スタンプ)」の3タイプ。定額制サービスは、ユーザーの運用やシステム規模に合わせて選択できるため、タイムスタンプのランニングコストを必要最小限に抑えることができるという。また、定額制サービスを利用することで、タイムスタンプ発行ライセンスの残数確認が不要となる。さらに、利用開始時は低価格のライセンスを導入し、処理文書量の増加に合わせ、期の途中でも定額制サービスタイプのアップグレードが可能だ。

 PFUタイムスタンプサービス定額制の基本ライセンス料は、1時間180スタンプ(20秒ごとに1スタンプ)の発行要求のタイプSが1年契約で30万円、1時間720スタンプ(5秒ごとに1スタンプ)の発行要求のタイプMが同じく84万円、1時間3600スタンプ(1秒ごとに1スタンプ)の発行要求のタイプLが240万円(いずれも税別)となる。また、タイプLに1秒ごとに1スタンプの発行要求を追加するライセンスは1年契約で240万円。定額制アップグレードの月額ライセンス料金は、タイプSからMが4万5000円、タイプSからLが17万5000円、タイプMからLが13万円、タイプLにライセンスを追加する場合は20万円となる。

 PFUでは、PFUタイムスタンプサービス商品全体で、今後1年間に6000万円の販売を目指すとしている。

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