NECとNECインフロンティアは2月2日、中小規模事業所向けSIP対応IPキーテレフォン「UNIVERGE Aspire X」の機能を強化し、2月4日より出荷を開始すると発表した。
今回の機能強化により、新たにNTT東日本、NTT西日本が提供する「ひかり電話オフィスA(エース)」の直接収容が可能になった。これまで同サービスを利用する際に必要だった、音声データをIPからアナログ、ISDNに変換するアダプタが不要になるため、設置、導入コストが削減できるほか、音声データの変換に伴う音質低下を防ぐことが可能という。
また、コールセンター向けの「着信均等分配機能」も強化される。待機時間の一番長いオペレーターから順番に着信させる従来までの機能に加え、オペレーターごとにスキルレベルを設定することで、スキルレベルが高くかつ待機時間の長いオペレーターに優先的に着信させることが可能になっている。
そのほか、ネットワーキング機能の強化により、各拠点に局番号を付与し、局番号と内線番号の組み合わせで内線発信を行うことが可能ほか、あらかじめ設定した時刻に音声メッセージを構内放送として送出する機能、ボイスメールのメッセージ通知を、不応答や話中の着信代行時でも使用できる機能、主装置に設定したIPアドレスと重複した機器をネットワーク内で検出した場合、指定した多機能電話機へ自動的にアラームで通知する機能などが追加されている。
NECとNECインフロンティアでは、UNIVERGE Aspire Xについて、今後1年間で2万システムの販売を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス