Cisco Systemsは米国時間2月1日、Cisco Visual Networking Indexの調査を発表した。Ciscoはそのなかで、モバイルデータの通信量は2010年から2015年までに26倍になると予測している。2015年のモバイルデータ通信量は月間6.3エクサバイトまで増加し、その3分の2は動画サービスによるものとなるという。
Ciscoの調査によれば、モバイルデータ通信量の増加率は、従来の固定回線のブロードバンドトラフィックの増加率を上回っているという。2010年のモバイルトラフィックは159%増加し、その増加率は従来の固定回線のブロードバンドの約3.3倍になっている。ただし、今後5年間で増加率は減少するとCiscoは予測している。
Ciscoのマーケティング担当バイスプレジデントSuraj Shetty氏によると、このデータ量増加の主要な要因はモバイルデバイスの急増だという。スマートフォンの利用台数は、Informa Telecoms & Mediaのデータによると2010年に32%増加したとCiscoは述べている。また、スマートフォンの利用台数の増加に加えて、データ利用量が非常に多い、「iPhone」と「Android」デバイスの急激な台頭もある。iPhoneとAndroidデバイスの利用台数は2010年に72%増加し、「iOS」とAndroidをあわせたスマートフォン市場でのシェアは2009年の11%から23%に成長したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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