NECとNECパーソナルプロダクツは2月1日、個人向けPCの2011年春モデルとして「VALUESTAR」「LaVie」シリーズ7タイプ51モデルを、2月3日より順次発売すると発表した。
NECとレノボは、合弁会社「Lenovo NEC Holdings」を設立すると1月27日に発表したばかり。記者会見でも、今後のPC事業がどう変わっていくかに注目が集まった。
NECパーソナルプロダクツ PC事業本部 商品企画開発本部長代理の栗山浩一氏は、冒頭の挨拶で「NECのブランドや商品開発力、販売力を強みに、レノボのグローバルな販売力と融合することで、PC事業を強化するのが狙い」と説明した。
主にグローバルによる調達力を生かしたいとしており、「調達面でのコストダウンのメリットはあると思うが、それを直接売価に反映すべきものなのか、高付加価値として提供するか、よりいい製品をつくるためのR&Dに投資するかは、今後の戦略」という。
また、今後の製品作りについて、「今後もNECブランドで付加価値のある商品の提供をしていく。品質レベルでご心配の方がいると聞いているが、変わらない。サービスやサポートも従来の体制で、NECの品質基準でサポートを提供する。提携後の製品開発も、今の体制を維持していくつもり。詳細については6月なので、もろもろ詰めていく段階」と品質に変化はないことを強調した。
今回の春モデルと、今後発表される夏モデルまでは、新会社設立前の体勢によって開発されたものになる。今後について、「秋冬は新会社設立後だが、PCの開発は8カ月〜1年はかかるもの」とし、明言は避けた。日本市場の商戦期(春夏秋冬)をずらすことはないとし、「今回のレノボとの新会社の設立が、商品の発売タイミングに影響することは今のところ考えていない」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス