優秀なITチームを編成するには--グローバルなチームの編成に役立つ5つのティップス - (page 3)

＃5：多様化を促進する

　多様化を促進できている企業は一般的に、IT分野における才能ある人材の採用や雇用の継続に対して柔軟かつ戦略的に取り組んでいると言えるだろう。こういった企業の幹部は、ITチームを編成する際における、経験や視点、スキルの多様化を促進することの重要性を理解している。また、グローバルなITチームを編成する際には、さまざまなスキルセットを持った人材と接する機会が増えるため、こういったことはさらに重要となってくる。既存の人材を活用し、グローバルなネットワークを醸成し、多様化を促進する企業は、ITサービスにおける新たな人材を上手に発掘し、多彩な文化を持ったチームを作り上げることで、市場での成功に向けた有利な位置に立てるようになるはずだ。

まとめ

　今日のようなグローバルな環境では、意志決定者は人材の発掘や、ITチームの管理を行ううえで、ビジネス上の目的や、自社の方向性を熟考しておかなければならない。自社のニーズを整理し、その優先順位を決定し、多様性や、各人固有のスキルセットに目を向け、社内にいる人材の価値を評価しておくことで、自社の価値観に見合った人材（企業において、新たなサービスを開発したり、新たな市場に進出するうえで戦略的な役割を果たせる人材）を雇用できる可能性が高まるはずだ。企業は新たな人材を見極めるための適切なリソースを用意し、社内の人材を最適化し、人材確保の道筋をしっかりと作り上げることで、ビジネス目標の達成につながるスキルを手にし、企業としての力をつけ、効率的な雇用を行えるようになる。これによって企業の競争力を強化することができるはずだ。