Amazon.comは米国時間1月27日、2010年第4四半期の決算を発表したが、そこには驚くべき内容が含まれていた。売り上げが初めて100億ドルを超えたのだ。Appleの「iPad」がAmazonの電子書籍端末「Kindle」を脅かしているにもかかわらず、AmazonはKindle向け電子書籍の販売数がペーパーバック書籍の販売数を上回ったと発表した(Kindle書籍は、すでにハードカバー書籍の販売数を上回っていた)。しかし、純売上高は前年同期比で36%増加したものの、ウォール街のアナリストたちが予想したほど大きな数字には残念ながら届かなかった。
ホリデーシーズン需要の比重が大きかった第4四半期の売り上げは、前年同期の95億2000万ドルから大きく伸びて129億5000万ドルに達した。Amazonは36%という売上増加幅について、外国為替相場の変動が不利に働いて1億3900万ドル分を失ったが、これがなければ37%の増加になっていただろうと指摘している。営業利益は4億7400万ドルで、前年同期の4億7600万ドルをわずかに下回った。
AmazonはKindle向け書籍(無料版を除く)の販売数が2011年第2四半期にペーパーバック書籍の販売数を超えるだろうと予測していたが、今回、予想より早くこの重要な節目を迎えることになった。また第4四半期には、Kindle向け書籍の販売数がハードカバー書籍の3倍に達した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」