Googleは、「Android Market」における販売実績にあまり満足していないらしく、2011年はこの問題に対処する計画だ。
ForbesのOliver Chang氏によるブログ投稿によると、Googleの「Android」プラットフォーム担当グループマネージャーを務めるEric Chu氏は米国時間1月25日、サンフランシスコで開催されたInside Social Appsカンファレンスにおいて参加者らに対し、Googleは同マーケットプレイスにおける有料アプリケーション販売件数に「満足していない」と述べたという。しかし、具体的な数値を挙げて同社の懸念を詳しく説明することはしなかったという。
Chu氏は、芳しくない販売実績に対処するために、同社が2011年に実施する予定の戦略をいくつか示した。
Forbesによると、Googleの計画の中核の1つは、同社のサービス条件に違反するアプリケーションを排除することであるという。また、Googleは、人気の高いアプリケーションをユーザーがより効果的に検索できるように、人気の高いアプリケーションに対するランキングを処理するアルゴリズムの改善に取り組んでいる。
Googleは、Android Marketにおける収益増加に向けて、新しいアプリケーション内支払いシステムを第1四半期に導入する計画であるとも報じられている。こちらは、同社が示した中でも最良のアイデアかもしれない。
またForbesによると、Chu氏は25日、Googleが同社の「Carrier Billing」サービスを世界規模に拡大する計画であるとも述べたという。同社は2010年12月、AT&TとのCarrier Billing契約を発表した。これにより顧客は、Android Marketでアプリケーションを購入し、その料金を月々の電話料金とともに支払うことができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス