台湾の携帯電話メーカーHTCは現地時間1月21日、2010年第4四半期(2010年12月31日締め)および2010年通期の決算を発表した。第4四半期の売り上げは1040億新台湾ドル(35億米ドル)に達し、前年同期比で153%の大幅増となったほか、純利益も145億9000万新台湾ドル(5億米ドル)となり、同160%増と大幅に伸びた。
2010年通期でも力強い成長を見せ、売り上げは前年比93%増の2788億新台湾ドル、純利益は同75%増の395億新台湾ドルとなった。
2008年10月に業界初の「Android」搭載スマートフォン「HTC Dream」(「T-Mobile G1」)をリリースして以来、HTCが手がける多彩なAndoroid搭載端末に対する需要は増加している。中でも「HTC Desire」と「HTC Wildfire」は、2010年下半期におけるHTCの売り上げを欧州とアジアの全域で大きく伸ばした。
2010年には、初の4G携帯電話「HTC EVO 4G」も発表した。この新たな4G対応機器の売り上げはHTCが当初発表したほどには伸びなかったが、それでも好調なスタートを切った。2010年通期で見ると、HTCのスマートフォン出荷総数は前年比111%増の2460万台となった。
HTCは今後の見通しについて、既存製品および新製品の出荷台数と売り上げが、いずれも当面の間増加すると予測している。同社は2011年1月上旬に開催された2011 International CESで、新たな4G接続対応スマートフォン「HTC ThunderBolt」と「HTC Inspire 4G」を発表した。2011年第1四半期について、HTCは出荷台数が前年同期比157%増の850万台、売り上げが同147%増の940億新台湾ドルに達すると予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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