NECビッグローブは1月19日、BIGLOBEビジネスサービスのホスティングメニューにおいて、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」を1月27日より提供開始すると発表した。
同サービスは、仮想化技術としてVMwareを採用し、BIGLOBEデータセンター上のシステムリソースやネットワークリソースを仮想化することにより、コンピュータシステムを構築、稼動するために必要なハードウェアやネットワークなどのシステム基盤を、インターネットを経由して提供する。独立したセキュアなネットワーク環境を構築できるプライベートLANを標準で提供するほか、ファイアウォールや侵入検知サービスなどのセキュリティ関連サービスと組み合わせてビジネスに最適なプラットフォームとして提供するという。
同サービスではウェブ上での申し込みから、最短5分で環境を構築。サーバのリソース変更などが可能な管理画面も提供する。ベースモデルは、LinuxやWindowsといったOS別のパッケージとして提供し、CPU、メモリ、ディスクなどのリソースを追加できる。ロードバランサやシステム監視などのオプションもニーズに合わせて選択できるという。
さらに、論理的に独立したネットワーク環境となるプライベートLANを標準で提供するる。これにより、業務上の重要なデータが格納されたデータベースサーバをインターネットにさらさずにプライベートLAN内でセキュアに利用することも可能という。
BIGLOBEクラウドホスティングの提供料金は、1時間単位で利用できる「従量料金」と、月額固定で利用できる「月額料金」の2種類の料金プランから選択できる。Linuxについては、OSが「CentOS(64ビット)」「Red Hat Enterprise Linux 5(64ビット)」から選択でき、ベースモデルのスペックは1仮想CPU、1Gバイトメモリ、40Gバイトディスクとなる。月額料金はそれぞれ9450円、従量料金は1時間あたり20円。Windowsについては「Windows Server 2008 R2 Standard Edition」「Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition」から選択でき、ベースモデルのスペックは1仮想CPU、2Gバイトメモリ、40Gバイトディスクとなる。月額料金は、Standard Editionが1万2600円、Enterprise Editionが1万4700円。従量料金は、Standard Editionが1時間あたり26円。Enterprise Editionが1時間あたり32円。
同社では、BIGLOBEクラウドホスティングについて、今後3年間で累計3000社への導入と、80億円の売上(関連サービス含む)を目指す。
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