日立、「Hadoop」中心にした大量データ分散処理のアセスメントサービス提供

田中好伸(編集部)2011年01月17日 16時41分
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 日立製作所は1月17日、オープンソースの分散並列処理フレームワーク「Hadoop」と同社の高速データ処理ソフトを活用した大量データ分散処理のアセスメントサービスを2月21日から提供することを発表した。クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のサービスの1つとして提供する。

 アセスメントサービスは、分析計画策定コンサルティング、分析方式検証支援、基盤導入検証支援、技術研修といったメニューから構成される。アセスメントとは別に、システムインテグレーションサービスも提供する。パブリッククラウドとして、Harmonious Cloudで提供しているPaaS環境と大量データ分析処理製品を組み合わせたサービスも提供する。また、オンプレミス型サービスとして、エントリブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」にLinuxやHadoopを含むユーザー実行環境を工場出荷前にインストールするサービス、Hadoopなどを対象にした問題解決支援や情報提供といったサポートサービスも提供する。

 今回のアセスメントサービスは、分析支援や検証支援、ユーザー企業の目的にあった大量データ処理技術の提案で、データをどう処理して活用すべきか分からない状態から、分散処理システムへの投資判断ができる状態になるための支援を提供する。将来的なHadoopの適用に向けた技術検証や、日立のバッチジョブ分散処理ソフト「uCosminexus Grid Processing Server」やデータストリーム処理基盤ソフト「uCosminexus Stream Data Platform」などのミドルウェアによる高速で信頼性の高い大量データ処理システム構築のめどを立てるのに役立てることができるという。

 近年、ネット販売での注文履歴などの分析による商品レコメンドサービス、株価や交通システム利用状況などのリアルタイム予測、生産ラインのセンサデータ時系列分析などの分野で大量データ分散処理の適用が進んできている。爆発的に増加する大量データの処理基盤としてHadoopも注目されてきている。その一方で、大量データを活用するためには、新技術への理解を深め、データ分析や分散処理適用効果の検証などを踏まえ、最適なシステム導入形態を見極めることが重要なポイントになると同社は説明している。同社は、これまでに電力や機械、材料などの幅広い分野での研究開発実績に基づいた大量データの分析、活用に関するノウハウを蓄積しており、Hadoopを含めた多様なデータ処理方式の提案が可能とアピールしている。

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