パナソニックは、Blu-ray Discレコーダー、プレーヤーに新製品を発表した。3D対応の「ブルーレイディーガ」には、スカパー!HDとあわせ4番組同時録画できるトリプルチューナモデルなどをそろえる。
発表されたのは3D対応のブルーレイディーガ「DMR-BZT900」など6機種と2Dモデル「DMR-BR30」(BR30)1機種、3D対応のBlu-ray Discプレーヤー「DMP-BDT110」(BDT110)1機種となる。2月5日から順次発売される。
3D対応のブルーレイディーガは、内蔵HDDが500Gバイトのシングルチューナモデルから、3テラバイトのトリプルチューナモデルまでをそろえる。全機種で3Dに対応したほか、大容量Blu-ray Disc規格「BDXL」をサポートした。第6世代のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダ「新アドバンスドAVCエンコーダ」の搭載により、HD画質のまま、通常のHD録画に比べ15倍の長時間を録画できる「フルハイビジョンW 15倍録画」(DMR-BRT300は1番組のみ)が可能だ。
「DMR-BZT900/800/700/600」の4機種は、地上、BS、110度CSデジタルチューナを3基搭載し、スカパー!HD対応チューナを同時に使用することで、最大4番組の同時録画を実現。スカパー!HD対応チューナと組み合わせることで、ダブルチューナモデルの「DMR-BWT500」(BWT500)は3番組、シングルチューナモデルの「DMR-BRT300」(BRT300)は2番組の同時録画ができる。
BRT300以外のモデルでは「3D奥行きコントローラー」を備え、奥行き感を調整できるほか、画面の両端を奥行きに方向に曲げて表示する「曲面表示」や「画面境界のぼかし」に対応。BZT900/800/700/600の4機種には、2D映像を擬似的に3Dに変換して表示する「2D→3D変換」機能も搭載した。
BZT900/800/700では、留守録機能を装備した「スカイプ」に対応したほか、無線LANを内蔵。BRT300を除く機種でYouTubeの視聴に加え、今後発売を予定している「モバイル端末」との連携を表明しており、ディーガのHDDに録画した番組をワイヤレスダビングができる「かんたん自動転送機能」などもサポートするとのことだ。
リモコンはBZT900/800で、無線タイプを採用したほか、BZT600/BWT500/BRT300でシンプルリモコンを同梱。iPhone/iPod touchから再生操作や録画予約ができるアプリ「ビイトル」も用意する。
BR30は、500GバイトのHDDを内蔵した2Dモデルだ。BDXLに対応したほか、第4世代のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダー「アドバンスドAVCエンコーダー」により、1枚のBlu-ray Discに約86時間40分のフルHD映像を録画できるとしている。別売の専用HDD「DY-HD500」(店頭想定価格:2万円前後)を接続し、HDDの増設にも対応。専用HDDは複数台の同時接続には対応していないが、4台まで登録ができる。
チューナは地上デジタルチューナを1基装備。BD-REディスクで「追っかけ再生」ができるほか、番組表表示中や選局などの操作時に、放送局名や番組名を音声で読み上げ「音声読上げ」機能を搭載する。
BDT110は、ブルーレイ3Dディスクの再生に対応したBlu-ray Discプレーヤーだ。「3D奥行きコントローラー」に対応したほか、「2D→3D変換」機能も装備。パナソニック製の3D対応ムービーやデジタルカメラで撮影した3D動画、写真の再生も可能だ。
別売の無線LANアダプタ「DY-WL10」を接続すれば、対応機器から別の部屋のコンテンツを見られる「お部屋ジャンプリンク」もサポート。YouTube動画の視聴もできる。
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