パナソニックは1月6日、クラウド型のテレビ向けインターネットサービス「VIERA Connect」を2011年春よりスタートすると発表した。米国でこのサービスに対応した薄型テレビ「Smart VIERA」15機種をサービスの開始に合わせて発売するという。同サービスと対応テレビに関しては「2011 International CES」の会場にて参考出品されている。
VIERA Connectとは、同社が2008年から米欧などで展開してきたクラウド型インターネットサービス「VIERA CAST」を進化させたもの。スポーツ、ヘルス&フィットネス、ゲームなどのオンラインコンテンツをテレビを通して利用できるほか、関連機器との連携による双方向サービスやオンラインショッピングなどに対応する。
2011 International CES会場で披露された主なサービスは、米4大メジャースポーツのライブ放送サービスや、レーシングゲームのようなセミハードコアゲームなど。これにより見逃したスポーツの試合やもう一度見たい試合がいつでも楽しめるようになるほか、ゲーム専用機なしで、本格ゲームが行えるとしている。
また、オンラインマーケット「VIERA Connect Market」を用意することで、ゲームコントローラなどの関連機器をテレビ画面上から購入することも可能になるという。同社によると、テレビからの機器購入機能は世界初としている。
パナソニックでは、このVIERA Connectのプラットフォームをオープン化し、サービスやアプリケーションを拡大させていく方針だ。IPTV向けアプリケーション開発会社と協業するほか、VIERA Connectのミドルウェア技術をCE機器や半導体メーカーに対して、オープン化するという。
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