夢展望は12月24日、ECサイト「夢展望」のiPhone向けサイトを公開した。
新サイトはHTML5+CSS3で構築し、商品画像の表示にもこだわったという。同社のメインターゲットとなるハイティーンからF1層(20〜34歳の女性)を考慮したユーザーインターフェースを採用する。「ギャルファッションで爪が長いユーザーも利用できるよう、ボタンのサイズや幅を大きめにとった」(夢展望)
夢展望は1998年の設立。元々は玩具の制作などを手がけていたが、2003年に楽天市場へ出店してEC事業を開始。当初は健康食品などを販売してきたが、現在はアパレルに事業を集約。自社サイトやオンラインショッピングモールで国内6店舗、中国2店舗、台湾3店舗を展開。会員数は180万人を超える。
同社の特徴はモバイルに特化していることが挙げられる。PC向けサイトも運営するが、売り上げの90%はモバイルからだという。自社サイトの夢展望は、ドコモのiMenuレディースファッション分門で常に上位にある。
今回のiPhone対応もそのモバイル向け戦略のひとつ。「世の中のトレンドとしてスマートフォンが伸びていくのは見えている。現時点では売り上げの0.0何パーセントであっても、伸びは見逃せない」(夢展望)
新サイトの構築はゆめみが手がけた。夢展望ではゆめみが提供するモバイルECサイト構築システム「Mercury」を導入しており、新サイトについてもこれまでのモバイルサイト同様、Mercuryで管理できる。夢展望ではMercuryの新機能も積極的に取り入れてきた。恋人や両親などに向けて商品購入をリクエストできる「おねだり機能」も4月より導入。売上全体に占める割合はまだまだ低いものの、好調だという。夢展望では今後、Android端末への対応を進める予定。
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