電通国際情報サービス(ISID)は12月22日、クラウドソリューション「CLOUDiS」のメニューを拡充し、独自のクラウドサービス基盤である「CLOUDiS/IaaS」の提供を2011年2月より開始すると発表した。
CLOUDiSは、ISIDグループが提供するクラウドソリューションのブランド名。企業の経営戦略に基づいたコンサルティングから、Force.comやAmazon Web Servicesなどのパブリッククラウド、企業内のプライベートクラウド、それらを組み合わせたハイブリッドクラウド上でのシステム構築、各種SaaSの提供まで、ユーザーのニーズに応じたメニューを展開する。今回発表されたCLOUDiS/IaaSにより、クラウド利用ニーズのさらなる拡大と多様化に応えるとしている。
CLOUDiS/IaaSは、企業の基幹業務システムなど、個別のセキュリティ要件が求められる業務にも対応可能なクラウドサービス基盤。ユーザーアクセス、データベースアクセス、ストレージ、バックアップ、管理等の多段構成ネットワークアーキテクチャや、IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)、IPS(Intrusion Prevention System:侵入防止システム)、WAF(Web Application Firewall)の採用などにより、堅牢なネットワーク環境を実現しており、個別のセキュリティ要件にも柔軟に対応可能だという。
また、サーバ、ネットワーク、ストレージなど、すべてのレイヤの仮想化を実現しており、重大な障害が発生した場合でも、影響範囲を極小化できる二重化した構成でサービスを提供するとしている。そのほか、システム運用に関わる各種バックアップや監視サービスを用意する。システム運用サービスについては、子会社であるISIDアドバンストアウトソーシングと連携して、24時間365日体制での運用、保守サービスを提供するという。
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