SonicGarden、マイクロブログ型コラボツール「youRoom」のプレミアムプラン開始

富永恭子(ロビンソン) 岩本有平(編集部)2010年12月17日 18時08分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ITホールディングスグループであるTISの社内ベンチャーカンパニーSonicGardenは12月17日、マイクロブログ型の情報共有、コミュニケーションツール「youRoom」の「プレミアムプラン」を同日より開始した。

 youRoomは、プロジェクトやチームといった企業内外のグループ内だけで利用できるマイクロブログをベースにした情報共有ツール。グループの参加者のみで、会話のような短いメッセージのやりとりで情報共有できる。同種のサービスとして、Salesforceの「Chatter」やYammerの「Yammer」などがあるが、「社内に閉じたコミュニケーションのためのツールを目指すのではなく、企業を超えた連携に効果を発揮するのが特長」(TIS SonicGarden カンパニー長の倉貫義人氏)。2009年12月にサービスを公開し、口コミなどで徐々にユーザーを増やしてきたという。

 一般的なマイクロブログでは、個人がほかのユーザーをフォローすることで、「誰からの情報を取得するか」という情報のフィルタリングをするが、youRoomではあらかじめ情報を共有すべきユーザーを1つの「グループ」として扱うことで情報をフィルタリングする。youRoomは、「招待モデル」を採用。Twitterやメールを利用して参加するグループに誰でも招待でき、ソーシャルメディアでの友人とも簡単にコラボレーションできる。

 また同ツールは、Amazon社の提供するAmazonEC2/S3サービス(AWS)上で稼働しており、全世界からのアクセスが可能だ。クラウド環境で提供しているため、急激な負荷の増加にも耐えつつも、低コストでサービスを提供できるという。

 同ツールは、PCでの利用の際はブラウザのみで利用できるほか、iPhoneやiPad、Android搭載端末などのスマートフォン、携帯電話にも対応。プライベートな情報やビジネスでの情報を扱うために、無料のプランであっても、すべての通信をSSL暗号化することで、高いセキュリテイを確保できるという。また、すべての画面やメールの文言は、英語と日本語で利用できる。ユーザーの入力はUnicodeに対応している。さらに月々40Mバイトまでの画像やPDFファイルをアップロードすることもできる。

 youRoomは、Twitterで採用されているAPIのデファクトスタンダードであるOAuthとRESTといったオープンな技術を採用しており、APIを使ったアクセスも可能だ。APIを公開しているため自由な拡張にも対応。すでに外部開発者がyouRoomに対応したウェブクライアントを公開しているという。

  • youRoomの機能概要

  • 1つのつぶやきに対してついたコメントはスレッド形式で表示されるため、議論の流れを追いやすいという

  • さまざまな機能をエクステンションとして追加できる

 SonicGardenでは、これまでの無料で提供していたサービスを「スタンダードプラン」と設定。今回から提供するプレミアムプランは、月額5ドル(年額だと45ドル)で、転送容量 500Mバイトまで、画像やPDF以外のファイルもアップロードできる。

 また、無料のままでプレミアムプランと同様のオプションを提供する「ファンプラン」も開始する。ファンプランは、youRoomの画面からTwitterでフィードバックすることで、2カ月間すべての種類のファイルをアップロードできるようになるというもの。その後も2カ月おきにフィードバックすれば、継続的に無料で利用し続けられる。「つぶやきを続けてもらうことで、われわれもうれしいし、ユーザーにとってもメリットがある。今後はデバッグや多言語対応に向けた翻訳などに貢献してもらえるユーザーに対してオプションを提供していきたい」(倉貫氏)。

 今後、SonicGardenでは、youRoomを企業の枠を越えたコラボレーションを支援するためのプラットフォームとするべく、さまざまなクラウドアプリケーションと連携していく予定。また、OpenSocial1.1を採用し、コラボレーションに必要な機能をグループごとに自由に開発し拡張できる仕様として「youRoomアプリ」プラットフォームを公開する予定もあるという。2011年以降は英語圏でのマーケティング活動も開始するとしている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加