地デジ版では番組表も改善された。より幅広い時間帯の番組が表示できるようになったほか、数日前の番組表を検索するためのスクロール機能も追加した。それぞれの番組の動画も番組表のコマ内でプレビューできるようになっている。また、アナログ版では関東および関西エリアの2地域のみでサービスを提供していたが、地デジ版発売と同時に名古屋、札幌、福岡の3都市をサービスエリアに追加する。
地デジ版にて映像の書き出しが可能な外部メディアは、アナログ版で対応していたDVDはもちろんのこと、SDカード、Blu-ray、PC、NASにも対応する。
主なスペックについては「あえて公開しない。現在家電店で売られているテレビのスペックは非常に複雑で、誰も見たくないような数字や記号が並んでいるだけ。本来テレビは大きさとメーカーだけ指定すれば簡単に選べるものであるべき」と有吉氏。発表会で公開されたスペックも、「地デジハイビジョン画質で、1〜2週間分の地デジ8チャンネルを録画できる容量。映像も音もHDMIケーブル1本で接続できる」という程度にとどまった。参考までに、配布されたカタログには仕様の予定として、本体サイズが430mmx470mmx88mmであることと、常時録画領域が約3テラバイトと記載されていた。
地デジ版の価格は、本体が80万円、サービス利用料が月額6万円。すでにアナログ版を導入してしている企業および地デジ版発売前にアナログ版を導入予定の企業は、地デジ版のみを導入する場合に比べてトータルコストが20万円割安になるという。
気になるのは一般家庭用のSPIDERだが、「2011年12月下旬の発売を予定している」と有吉氏。価格については、「全家庭に新しいテレビ体験をしてもらいたいという思いでSPIDERを開発している。そのためPROとは全く異なる価格になる予定だ」と述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのBioSHADOWが誘う
心地良い室内空間のつくりかた
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス