日本ビクターは12月14日、「HDカメラ用 次世代ハイスピード・プロセッサー(LSI)」を開発したと発表した。ハイスピード信号処理により3Dや4K2Kといった映像の撮影を実現するとしている。
新開発されたLSIでは、フルHDの2D、3D、4K2Kなどの映像信号をハイスピードで処理し、リアルタイムで撮影、記録することが可能。また、HDカメラで必要とされるカメラ信号処理、動画静止画圧縮伸張処理、各種インターフェースといった、映像処理機能をLSIに集約させることで、高性能、低消費電力、ローコストを同時に実現させたとしている。
ハイスピードカメラ処理回路とハイスピードJPEGエンジンを搭載することで、フルHD動画記録中でも830万画素の静止画を毎秒60枚同時に記録できるほか、ハイスピード動画コーデックを搭載することで、3D記録モード時でも300フレームの高速動画記録ができるとしている。
日本ビクターでは、このLSIを搭載したビデオカメラを民生用、業務用でいちはやく市場に投入していくとしており、2011年1月6〜9日に米国ラスベガスで開催される「2011 INTERNATIONAL CES」に参考出品する。
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