日本ビクターは10月25日、独自開発のD-ILAパネルを搭載したプロジェクタ「DLA-X7」(X7)、「DLA-X3」(X3)の2機種を発表した。両機種ともに3D再生に対応する。発売は12月上旬。X7は価格84万円、X3はオープン(店頭想定価格:49万円前後)で発売される。
ともに、3D再生はアクティブシャッター方式を採用し、サイドバイサイド、フレームパッキング、トップアンドボトムといった3Dフォーマットに対応。視聴するには、別売の3Dメガネ「PK-AG1-B」(価格:1万7850円)と、3Dシンクロエミッタ「PK-EM1」(同:9450円)が必要になる。
表示デバイスは、0.7型フルハイビジョンD-ILAデバイスを使用。1920×1080ピクセルのフルハイビジョン画質で視聴できる。本体には2倍電動ズーム、フォーカスを装備。ドライバを変更したことで、X7は7万対1、X3は5万対1のネイティブコントラストを実現したとしている。
ランプには超高圧水銀ランプを使用しているが、上位機となるX7のみ、「Xenon(キセノン)ランプ光源色モード」を備えた。これは、映画館で使用されているキセノンランプの特性を再現するため使用したもので、フィルム同様の色発色を追求したとしている。
高画質技術として、いずれも「新クリア・モーション・ドライブ」を搭載。独自の高精度補間アルゴリズムによる検出補間技術を進化させることで、画像生成による動画ぼやけを低減させるほか、黒挿入モードを設け、クリアな映像再現をサポートするとしている。
X7には、新カラーフィルタを搭載し、色再現領域を約120%へ拡大。フィルム画質だけでなく、アニメやビデオ、ステージなど、映像ソースにあわせた12種類のカラープロファイルを用意することで、より忠実な映像を再現する。
本体には、スクリーンにあわせて画質調整することで自然な映像を再現する「新スクリーン補正モード」も搭載する。メーカー名とスクリーン名から補正モードを選ぶことで、スクリーン特性に合わせた色彩バランス、映像補正ができるとのこと。X7で94種類、X3で3つのスクリーンモードを装備している。
いずれも本体サイズは高さ179mm×幅455mm×奥行き472mmで、重量は15.1kg(X3は14.7kg)。ボディカラーはX7はブラックのみ、X3はブラックとホワイトの2色展開になる。
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