Googleが、競合の検索プロバイダーたちの怒りをかっている。自社の分野別検索サービスによるコンテンツをライバルのものよりも上位に表示して、故意かつ不公平な順位付けしているというのが他プロバイダーたちの言い分だ。
不満は旅行サービス、健康サイト、地元のレストランやビジネスへのレビューといった専門分野情報あるいは地域情報コンテンツへの検索に集中している。これまでこうしたコンテンツをGoogleで検索するユーザーは、その分野に特化した検索プロバイダーに誘導されるのが普通だった。たとえば、TripAdvisor、WebMD、Citysearchなどといったサイトだ。
しかし、The Wall Street Journal(WSJ)の記事が報じたところによれば、こういったサイトを運営する企業は、Googleが自社の専門分野別検索サービスをますます強化していることから、Googleが不正工作をして故意に自社コンテンツを他企業よりも上位に順位付けしていると考えているという。
つまりこれは、健康関連サービスを検索するとWebMDよりもGoogle Healthのようなサイトが表示されやすくなったり、住宅ローンを検索するとBankrate.comなどのサイトよりも上位にGoogle自身の住宅ローン関連ページの1つが示されたりするということを意味する。
Googleの反応は素早く、WSJの記事が掲載された直後の米国時間12月13日、ブログで自社の地域情報および専門分野情報の検索手法についてとりあげ、Googleは可能な限り素早くユーザーに答えを提供することに努めていて、その結果としてユーザーにとってもっとも役に立つ答えが、特定のビジネスへの直接リンクであるときもあれば、地図やレビューサイトのリストになるときもあるのだと説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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