元Microsoft最高技術責任者(CTO)Nathan Myhrvold氏が創設したIntellectual Venturesは米国時間12月8日、セキュリティ、メモリ、チップ業界の9社に対して3件の特許侵害訴訟を起こした。
1件目の訴訟は、Check Point Software Technologies、McAfee、Symantec、Trend Microを相手取り、同社らがウイルス対策およびインターネットセキュリティに関連したIntellectual Ventures所有の4件の特許を侵害したと訴えている。
2件目の訴訟は、DRAMおよびフラッシュメモリのメーカーであるエルピーダメモリおよびHynix SemiconductorがIntellectual Ventures所有の5〜7件の特許を侵害したと訴えている。3件目の訴訟では、Field-Programmable Gate Array(FPGA)メーカーのAltera、Lattice Semiconductor、Microsemi Corp.(最近になってActelを買収している)が3〜5件の特許を侵害したと訴えている。
訴訟はデラウェアにある米連邦裁判所で起こされた。
訴えられたセキュリティ関係企業の関係者らは、幹部らが訴えの内容を検討中であり、コメントはできないと述べた。他の企業も、電話や電子メールでの取材に対して直ちに回答することを避けている。
Intellectual Ventureは、ビジネスモデルが特許の開発または取得、そして、他社への技術ライセンスに基づいており、大きな影響力を持つことで議論の的になることが多い。同社は、被告側企業にライセンス提供を持ちかけたが拒否されたことを訴えのなかで述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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