Googleの書籍は、Barnes & Nobleの「NOOK」やソニーの「Reader」といったAdobeのテクノロジをサポートするいくつかの電子書籍端末でも動作するはずだが、例外としては、Amazonの「Kindle」がACS4をサポートしていない、とCrawford氏は述べた。
Googleはまた、他の書店がGoogleの電子書籍を販売できるようにする契約も交わしている。この契約を交わしているのは、オレゴン州ポートランドの著名な書店Powell's、Alibris、独立系の書店によるオンライン販売開始を支援するAmerican Booksellers Associationなどであると、Google Booksの戦略的パートナーシップ担当ディレクターを務めるAmanda Edmonds氏は述べた。書籍を中心とするソーシャルネットワーキングサイトであるGoodreadsも、Google eBookstoreと連携し、話題に上った書籍をユーザーが購入できるように、同ストアへのリンクを提供する。
どのような新規小売事業においても、その鍵を握るのは価格設定である。Googleは、AmazonやAppleなど、他の電子書籍ストアと「同等」の価格設定を目指したとCrawford氏は述べた。
「市場の現在の価格と拮抗する価格となるように、価格設定アルゴリズムを設定した」と同氏は述べた。「(価格を低く設定することによって)市場に受け入れてもらおうとは考えていないが、他社よりも高いとは言われたくない」(Crawford氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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